たんぽぽ舎高江駐在員報告 20181212

   天候:曇り時々晴れ午前中は風弱く海も比較的穏やか。11時ごろから風が徐々に強くなってきた。

 本日は結論から報告する。昨日ガット運搬船2隻からランプウェイ台船に積んだ土砂(岩ズリ赤土)にブルーシートがかけてあり、そのままであった。つまり、大浦湾での大きな動きはなかった。 

  私たちカヌーチームは840分瀬嵩の浜を出発した。9時にはK9護岸近くのフロートに到達した。ここで運搬船/ランプウェイ台船の動きを監視した。大きな動きはなくK9護岸の補修工事や台船が接岸できるように護岸の先端部をならしたりを繰り返し行っていた。 

時々、タグボートが行ったり来たりしているだけだ。1020分ごろブルーシートの上に大きな網をかけ始まった。1時間ほどでその作業は終わり、そして12時近くになると作業員は引き上げた。K9護岸の作業員も引き上げたが、昼食のために戻ったのかもしれない。私たちも1220分ごろ一旦瀬嵩の浜に戻った。ブルーシートに網をかけたという事は「本日の作業は行わない」ということを意味する。しかし私たちは、過去の経験から即帰る事はしないで14時近くまで浜から監視し、更に抗議船がK9護岸近くまで見に行った。動きは無いのでは我々も引き上げることにした。 

   今日作業しないという事は明日は政府(沖縄防衛局)が「埋め立て工事を開始する」と言っている1214日だ。どのように考えているのだろうか。少なくとも今日土砂を埋め立て予定地の近くまで運んでおかないと「ブルトーザーで押し出す」事は難しいのではないかと思う。しかし、第2ゲートから空のダンプカーが多く入ったという情報があるので、明日朝からダンプカーを連ねて土砂を運び、報道的に見栄えがするような姑息な手段を考えているのではないだろうかもちそんなことをしたら、沖縄の人たちは今度はほんとうに怒るだろう。  

K9護岸近くのフロートで、台船に積まれた土砂にブルーシートがかけられ、上に大きな網を張っている。