たんぽぽ舎高江駐在員報告 20181212

  天候:1日中曇り、時々小雨、肌寒い、風:海上で810m/s 

   カヌーは瀬嵩(せたけ)から出た。 

大浦湾に停泊中の輸送船(ガット船

4隻から土砂(赤土=あかつち)が台船に移されことが予想された。午前9時瀬嵩の浜を出艇した。K9護岸までおよそ300mまで漕いだところで、ガット船第二十八朝日丸の移動が始まった。この船が台船に横付けし赤土を移し替える。(そして台船は100mほど K9護岸に接近し桟橋を降ろし、そこからダンプカーが台船に乗り込み土砂を搬出する仕組みだ)。私は急遽フロートを越えることを指示した。ギリギリのところでフロートを越えたメンバーはすぐに8艇ほどの海保GBに拘束される😭。 

拘束の理由を聞いても黙して語らず。明らかに違法な安和(あわ)港から違法なK9護岸に運んできた石材は当然違法なものである。本来彼らはこのような無法なことをやる輩を海で取り締まることが最大の任務のはずだ。従って、私たちの質問に答えることができない。しかし任務とは言え私たちを拘束しのろのろ運転で送還する。しかも今回はひどかった。風が強く波も2m位であったが、カヌチャリゾート沖での解放となった。メンバーによってはGBからカヌーに乗り移るのも大きな危険が伴う。普段「安全のため」を口癖の彼らとしてはどうしたことだろう。たとえ拘束した時「カヌチャリゾート沖で解放する」と決まっていたとしても、その時の状況によりもっと安全な、例えば瀬嵩の浜で解放すべきである。当然私は抗議をしたが「決まったことだ」との言い訳で変更しようとしなかった💢。 

    私たちが拘束されGBに乗ってる間もガット船台船えの土砂(赤土)の移動は休まずやっている。クレーンで吊られたUFOキャッチャーみたいな大きなバケツでどんどん移し替える。この作業は約3時間かかって12時近くに終了した。この船が去ると20分ぐらいして藤丸というガット船が台船に横付けした。私たちは40分ほど監視したが土砂の移動作業は開始しない。天候が徐々に悪くなり海上では10m/sを越す風が強く吹いてきた。カヌーでは相当厳しい天候である。船と相談し今日の監視/抗議/阻止活動は終了とした。 

しかし、法を無視し、沖縄の民意をないがしろにし、何がなんでも14日の海の埋め立てを強行するとの姿勢はもはや、立派なならず者国家ではないだろうか。これはちょっと言い過ぎなの、、、。