たんぽぽ舎高江駐在員報告 20181207

天候:曇り、時々小雨、風北北東78m/s、船に乗っていると肌寒い。
    
今日は琉球セメント桟橋からの積み込みは無いとの情報でカヌーメンバーは汀間(ていま)港から抗議船に乗って大浦湾に向かった。 

午前820分、フロートで囲ってある開口部(船が出入りする場所)に到着した。既ににフロートは開けてあり大型船が入ってくる準備をしてあった。 

    海上保安庁のGB10隻ほど私たちの抗議船の周りを動き回り、「開口部に近か寄らないでください」と言葉では柔らかいがかなり高圧的に警告を発している。沖の方には船が5隻ほど見える。まるで軍艦が隊列を組んでるようだ。その船が動き出し次々と大浦湾のフロー(臨時制限区域)の中に入って行く。その様は大きな戦艦が海保のGBを従えかなり威圧的だ。このような光景は間近で見なければとても想像できないと思う。各船には昨日、名護市安和の琉球セメント桟橋から搬出された土砂が満載されている。大きいもので10トントラック300台分ほど積んでいる。船にはむき出しの赤土がまる見えだ💢40分ほどで5隻全部がフロートの中に入ってしまった。 

     このようなあらゆる法令を無視し土砂の搬出を強引に進めて、埋め立てを急ぐ様はまさに「法治国家」とはとても呼べない💢😡💢。 

     そして、その違法な船を守る海上保安庁とはどのような理念を持って何を考えて仕事をやっているのだろうか?最大の疑問は「誰を守っているんだ」と言うことだ。 

     私が言うまでもなく、本来彼らはこのような違法な船等を臨検し、取り締まるのは日常の仕事であるはず。 

     また、沖縄県は琉球セメント、沖縄防衛局の法令のねじ曲げ、ごり押しなどに対して、このまま黙認をするのだろうか?だとしたら「何でもやったものが勝ち」とますます彼らを増長させてしまうと危惧する。 

違法な琉球セメント桟橋から違法な土砂(赤土)を大浦湾にあるK9護岸という違法な護岸に運んだ。何と言う沖縄防衛局(政府)だろう。これが法治国家の現実です。 

    沖縄県はこのような事を容認する事はないと思いますが、、、。