たんぽぽ舎高江駐在員報告 20180723

天候曇り時々薄日が差す。台風一過良い天気とはならず、風が強く海には出れない。

   朝から第二テントの一つを立ち上げ、第一テントも一つだけ立ち上げた。次に続く熱帯性低気圧があるので全部テントを作るわけにはいかない。 

   午前830分キャンプシュワブ工事ゲート前に上がった。今日は50人程集まった。840分ごろパトカーが工事車両をお迎えに行った。これが行くと20分後位に、いわゆる大名行列が始まる。9時、100台ほどの工事車両が見えない先まで続く、相変わらずの大渋滞だ、日に3度これほどの渋滞が起きてるのに沖縄県警は対策をしようとはしない。全て反対する人のせいにしたいのであろうか

   歩道が約1mになったので、そこに座り込んでいる人を排除するのに25分ぐらいかかった。毎日これが繰り返される。2度目/3度目からは水ポリタンクが外されているので排除は早い。 

   このように異常さが繰り返されると、人間は慣れてしまい、それが通常になってしまう傾向がある。

初めてこの状態を見たら相当驚くに違いない。機動隊員が機械的に人を排除する。ほとんどの隊員は目が死んでいるように見える。話しかけても目の焦点が合わないものもいる。排除されると青空の檻にぶち込まれる。炎天下かなりきつい。本土では「熱中症で死亡」などとニュースになっているがここで人が死なないのが不思議な位だ。沖縄のここには排除するもの、排除されるもの両方の人権は無いように見える。排除されるものの人権がないだけじゃない、同時に排除するもの(機動隊員)にも人権がないのではないだろうかと思う。厚手の長袖/長ズボン+手袋+革長靴、これでは流れるように汗をかくのも当然だ、まだ若いから多少私たちより強いかもしれないが、、、。 

排除が始まる、その前に水のタンクが邪魔になる。機動隊員が移動する。こんなことが彼らの仕事だろうか