たんぽぽ舎高江駐在員報告 20180701

   台風7号の影響で時々強い雨や風が吹いた。それでも午前中は時々薄日がさしたりもした。 

    今、辺野古は危機的な状況である。K4護岸が辺野古崎側とつながり、あと数日で閉ざされてしまう。台風が明日72日に去ったとすると73日、4日には砕石(捨て石) 投入で完全に閉鎖してしまう。そうすると817日の土砂投入を待たず、この場所は強烈な太陽の光で水温が上昇し、多くの生物が死滅してしまう。私たちはそれをただ指をくわえて見ているだけでいいのだろうか?

  

<海上保安官の異常な行動> 

   上記辺野古崎側が閉鎖されると当然抗議船、カヌーでの抗議の仕方が変わってくる。そうすると海保の対応も変わってくると思われるので、最近起きた異常な行動について私が知っている事実を何件か述べておく。 

1.628()、午後310分ごろ:私はフロートを越え全力でカヌーを漕いだ。しかし、いつものように中間地点ぐらいで飛び込んできた隊員に拘束された。その後、GB(海保の船)が、私のカヌーに乗り上げた。非常に危険な行為だ。すぐ下がり遠くのほうに逃げていった。私は私を拘束してる隊員に今の事実を確認した。しかし彼は無表情のまま認めようとしなかった。たとえ自分の身内でも「非は非として」認めないと今後の安全管理や改善をすることができないのは常識だ。その後私を回収しに来たGBの艇長(船の班長)に説明し、私のカヌーを抑えている隊員にその事実を聞いてもらう。しかし、この隊員は能面のような顔で身内にも事実の肯定/非定はしなかった。その隊員を迎えにきたGBは彼を乗せると、全力でK4護岸の🅰、つまり西端まで逃げていった。本当に腐ってる。お互いに安全に行動しようと言う基本的な事をないがしろにしている。

 

2.629()、午前10時ごろ:女性Aさん(学生)がフロート間ぎわでカヌーを1時間以上抑えられ「人+カヌーを回収する」などと脅かされた。Aさんは経験も浅く、わずかに「私はものじゃありません。」などと反撃したものの、何もできなかった。私がそれに気がついたのは、私自身が拘束され松田ぬ浜に連れ戻される時だった。これはまずいと思ったが、なすすべはなく浜から全力で現場に戻った。といってもGBが非常に遅いので1時間後位である。しかしどうだろう、海保はまだAさんのカヌーを抑えている。私がフロートを越えてAさんの所まで向かうと、私が現場に着く前、彼はさっと逃げて自分のGBに乗って去っていった。なんと卑怯なのだろう。自分のやってることが正しければ、女性の前だろうと私の前だろうと、それを正々堂々主張すれば良いのではないだろうか?その後、Aさんは涙ぐみながら「男に生まれればよかった」と言ったのには絶句してしまった。

 

3.629()、午後310分ごろ:私がフロートを越えてかなり近くまで行ったが、拘束されてしまった。カヌーの上で工事状況の写真を撮ったりして10分後ぐらいにGBが、私を回収しに来た。3m位近づいた時、私を抑えていた隊員が突然「この人は乗りたくないと言ってます」と迎えに来たGBの艇長に言った。私は「ええっ」そのような「乗る/乗らない」の会話は彼とは一切していない。大体そのような場面でもない。これは異常すぎる。私は艇長に「そんな会話はしていない。この隊員に確認してくれ」と何度か行ったが艇長はただ「乗って下さい」と言うばかり、私はこの隊員に直接そんなこと言った覚えない事をただしたが、黙ったままであった。 

   この話を聞いてあなたはたいしたことないと思うかもしれません。私はそうは思いません。もしこのようなものが2人いて、私を指差して「この人が私の頭を殴った」と言えば何でもできてしまう。冤罪ではないか?このような幻覚を見て話するような輩は海上保安官にはとても向かない。本当に権力を持った怖い存在だ。 

辺野古埋め立て全景、手前左側がもう塞がれる。