たんぽぽ舎高江駐在員報告 20171107

  天気晴れ、風がある。海は比較的穏やかだが1.52mのうねりが入っていた。 

 カヌーはK1どくろ前、N5シアター前と二手に分かれて抗議/阻止活動を行った。

 

 <捨て石> 

    海に砕石を落とすことを「捨て石」と言っているが、この下には当然海の生物が多くいる。ジュゴンやサンゴが話題になるが海には何百、何千種の生物が住んでいる。この辺野古&大浦湾の海にもおよそ5,000種類の生物が住んでいると言われている。それをこのような言葉で無造作に埋めていくのは人間のおごり以外の何物でもない💢😡 

 

K1どくろ前> 

 9時ごろからダンプカーに砕石を積んできてモッコに一旦積みかえクレーンで海側に投下作業が始まった。私たちの1グループは抗議活動に専念した。

 

<N5シアター前> 

   こちらも朝9時ごろから捨石の投下が始まった。フロート内に入り抗議/阻止活動を行った。あえなく全員が拘束されGBで松田ぬ浜に送り返された。しかし私たちの支援船に牽引されて15分後には元の場所に戻った😂。そしてまたフロート内に入り抗議/阻止活動を行った。再び拘束され松田ぬ浜に送り返された。こんなことをしていると時計は既に11時を回っていた。3度目はN5に行かずK1どくろ前に行った。 

   昼食後全員で三たびN5シアター前に行き抗議/阻止を行った。本当にしぶとく、しつこく相手は嫌になったと思う。それなりにクレーンも止まったとの報告があった。 

 

<ぶるー> 

   カヌーチームが海に出る時は組織的な行動を取らなければならない。それは安全面や有機的にカヌーが動くため最低必要なことです。班の編成、どの工事区域にどの班が行くか、天候の判断、などをしなければならない。もちろん1人でやるわけじゃなくなく皆さんに相談しながら決めていく。 

   その日のトップの役割を「ぶるー」と呼んでいる。私はこのところ毎日ぶるーを担当しているのでかなり重いものを感じる。海に出ると言う事は大きな危険を伴う、また私たちの前には常に海保、マリンセキリティ〜、軍警がいる。これらは全て向こう側だ。一歩間違えば逮捕に通じる。海で怪我、体調崩すのも大変だが、彼らは権力をバックに何でもありの体質である。そんなこんなを注意しながら1日が終わると本当にほっとする🤗

 

写真:モッコと呼ばれるもの、これで10tダンプカー1台分の捨て石を運ぶ