たんぽぽ舎高江駐在員報告 20171106

  天気朝から曇り空、気温高く蒸し暑い。海は荒れ(波高11.5m)、風強い。 

   今日は沖縄防衛局が「本日116日からK1どくろ前、N5シアター前の本格工事を開始する」と宣言した日である。そのため朝から報道陣が松田ぬ浜などに多く詰め掛けていた。ここからなら望遠レンズでK1、N5の工事進行状況を見ることができる。 

   海が荒れていたのでカヌーメンバーは支援船2隻に乗り船から抗議することになった。 

K1どくろ前、N5シアター前> 

   午前10時半ダンプカーに砕石を積んできてモッコに一旦積みかえクレーンで海側に持って行き、下ろし始める。「ガラガラガラ」とものすごい音が辺野古の海に響き渡る。また、この時もうもうと土煙が出る。これを私たちの抗議船の目の前で行う。これを見、聞いているのはとても辛い。何度も何度も言ってるように一度埋め立てしまったならば、この海は完全に死んでしまって後何百年何千年経とうと元に戻る事はありえない💢 

理由はともかく、私たち人間はこんな愚かなことをことをするのが許されるのだろうか?

 

<サンゴの移植> 

    世界には約800種類ものサンゴが存在する。このうち沖縄には、約200種のサンゴが確認されており、世界的にもサンゴの多い海域といわれている。     沖縄防衛局は927日、7月に埋め立て予定海域を調査した際、環境省が絶滅危惧種のリスト(レッドリスト)に掲載するサンゴ計14群体を発見したと公表した。後の再調査で、うち13群体の死滅、消失と「オキナワハマサンゴ」1群体の生存を確認したことも明らかにした。 

   この最後の1群体は今回埋め立てる場所の近くにあると言われている。それの移植を待たずに護岸工事を強行した。防衛局は「この1群体に影響しないように工事を進める」などと言っているが、既に14群体のうち13群体が死滅しているのではないか、また沖縄防衛局によると大浦湾、辺野古合わせて74,000群体のサンゴが存在すると言っている。これは工事の進行と同時に移植作業するなどと、ごまかしは許されない。常識的にサンゴを移植しなければ埋め立て工事など出来るわけは無い💢😡💢。こんな事は小学生でもわかることだ‼️ 

写真:どくろ前、砕石を見に投下している💢